セレック治療とは

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• セレック治療とは、ドイツ生まれの歯科用機器“セレックシステム”を使った治療法です。セレック治療は主に下記ステップで行われます。

  01　歯を削る

  

  02　削った歯の写真をコンピューターに取り込む

  

  03　マシンで削り出す

  

  04　削った歯に装着する

  セレック治療は、歯に問題がないのであれば、1回の通院ですべてのステップを完了させることもできます。施術時間は最短で1時間程度です。

セレック治療と従来の治療の違い

今までの治療に関しても、セレック治療と同じようなステップで行われてきました。しかし大きな違いは、歯科医院で修復物を作ることができるという点です。
今までならば、型取りをした模型を歯科技工所に依頼して修復物を作製するという行程が必要でした。そのために出来上がるまでに数日から数週間は待つ必要がありました。

セレック治療は前述したように全ての工程が歯科医院で行われるため、時間の短縮が可能となりました。
歯科医院ですべての工程を行えることは、別の面でも違いを生んでいます。以前では修復物の作成には様々な手間と費用が必要でしたがセレック治療では歯科医院で修復物を作るために、患者さまにかかる費用負担を軽減できます。(従来の治療の6～8割程度の費用で施術を受けられます)
つまり、セレック治療は施術時間と施術費用という面で、今までの治療法と違いを生んでいます。

セレック治療をおすすめする理由

所要時間が短くなったからと言って、従来の治療よりもメリットがある治療法であるとは言えません。しかしセレック治療が、従来に治療よりも優れているといわれているのは、別の大事なメリットにあります。
セレック治療が本当の意味で優れた治療法といえるのは、生存率（耐久性）に秘密があります。

上の図は各治療の生存率グラフです。ご覧いただいて分かる通り、通常の保険診療における10年間の生存率は軒並み60%前後の数値になっています。つまり3分の1は、10年以内に、また治療を受けなければならない可能性があるということなのです。
セレック治療の生存率（耐久性）の高さは、数多くの研究、調査により発表されています。
セレックによって作られたセラミックインレーの生存率は18年後でも84%、セラミッククラウンの生存率は15年後で92%というとても高い水準をキープしています。

また、もしも不都合が生じてしまった時でも、虫歯ができた時でも、次の悪いステージに行くことを最小限のダメージで防いでくれます。金属と違って割れることで虫歯の進行を最小限に防ぐことができます。
セレック治療によって、耐久性・親和性が格段に上がりました。それに加えて施術時間の短縮、比較的安価の治療費を希望される患者様にとってメリットの多い新しい治療法が、セレック治療なのです。